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【観劇】シアワセでなくちゃいけないリユウ

2015/01/31  12:30開演

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2014年末に村井氏の魅力を認識し、もっと村井氏の演技が見たい…!しかし、これ以上深入りするのは精神的にも財政的にも危険!そんな葛藤の末、結局、「同時上演二作品のうち一作品だけみるならいいよね?」という、自分に甘い第三の選択肢を捻出し、チケットをとりました。「エクレアとシュークリーム、どっちか一種類なら食べてもいいよね?」みたいな。自称ダイエット中の女性が使う言い訳みたいな。

 

同時上演の「カワイクなくちゃいけないリユウ」ではなく「シアワセ~」を選択したのは、あらすじを読んで、登場人物たちの状況が今の自分に近いのではないかと思ったからです。『幸せ』ってなんだろう、って社会人になってから考える機会が多くなって、この舞台をみればその答え、もしくはヒントがわかるかもしれない!と思ったのです。

観劇した結果、『シアワセ』とは何か、どうすれば『シアワセ』になれるのか、全く分かりませんでした。

舞台自体がつまらなかった、そんなことではないです。むしろ、面白い。いや、面白いというか、心になにかしらの引っ掛かりを残した、地味にインパクトの強い作品でした。お見送りに胸があまりときめかないくらい、帰りにスタバで1時間語ってしまうくらい。この引きずり方は、1日とか2日とかでは消えなくて、『シアワセ』探しが終わるまで、ずーっと心の隅っこにある、そんな気がする。ていうか、絶対そう。地味に大切な作品になるんだろうな。

ストーリーは単なるハッピーエンドではなく、登場人物に対しても感情移入できたりできなかったり、「何言ってんだ」と怒鳴りたくなるようなセリフがあったり(特にグレッグ)。

相手を傷つけまいとして、結果まわりくどい言い方ややり方になってしまうグレッグには、本当に殴りつけたい気持ちにさせられました。その反面、自分もそういうことやってないかな、と反省させられたり。オブラートに包むって、良好な人間関係には欠かせないものだと思うんだけど、使い方を誤ると結局相手を傷つけることになる。歯に衣着せぬ物言いとかも相手を傷つけたりするので、結局…何か問題を解決するとき、傷つける時は傷つける、悲しませるときは悲しませる、避けられないことなんだなぁ。

ラスト、グレッグはカーリーもステッフもみんな傷つけない方法として、NYに行く、という選択をして、逃げのようだったけど、グレッグがとれる、あの状況でベストな選択肢はこれだったのだろう…とおもったり。

 また、ステッフとグレッグがよりを戻す直前、ステッフの「相手を変えても人生がわたがしみたいになるわけじゃない」というセリフ、とても心に残りました。そりゃそうだろとも思うし、逆に外部に原因を求めるのもわかる。結局、人生をわたがしみたく『シアワセ』にしたいのなら、自分が変わるしかないわけで。しかし、最後のグレッグの選択は、自分が変わるのでなく、外を変えることにしていて。だいたい、どんな『シアワセ』を求めているのか、それによって方法も変わってくるし…。じゃあ、まず、『シアワセ』ってなに?という疑問にたどりついてしまう。そこで、『シアワセ』とは何か問題に発展してしまうのです。その状態で舞台終わっちゃうから。そりゃ、観劇前に求めていた答えなんてわかるわけない。そんな甘くねーんだよ、人生はよ。そんな風に原作者から突き放されてしまうような感覚。人生イージーモードで生きたい女としては、これはキツイ。スタバで会議しても答えは出ず。結論として、とにかく今のところは漫画とアイドルと俳優がいればシアワセということにしておこう、となりましたけども。多分、冒頭にも書いたけど、『シアワセ』探しはまだまだ続くのだろうな。

(でも、今が幸せかどうか聞かれたら、まあ、幸せって言います。)

(アイドルや俳優を見てる時って幸せだし、誰かと美味しいもの食べてるときも幸せだし、幸せって刹那的なものなのかな)(それでも良いよう気もするが、恒久的な幸せも求めてしまう…それは正常なのか?)

 

もうマジで罪深い作品だったわ。

他の村井氏舞台も見に行きたくなってしまったし。

 

====以下、箇条書き====

・あの席でよかった①:ステッフの「こういうところが好きなんでしょ?隠しても知ってった」って今にも泣きだしそうに言うところ、最高だった。すっげええええええええええええ良かった

・あの席でよかった②:開始直後の村井氏の背中ガン見できたこと。

・上記、にやにやを止めるのに必死だったけど、暗転後、普通にグレッグとして見れた。以降。クソ男殴るのを抑えるのに必死(ケントのように

・ クソ男だが、良い時は良い(だめんずというやつ?

・観客男女で笑いどころが違っていて面白かった。

・赤のニットが欲しい