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【ミュージカル】RENT 観劇日記

村井さん主演の『RENT』観劇しました。

映画版もブロードウェイ舞台版も見ず、知識はwikiとRENTHEADのレポで必要最低限だけ。サントラは聞いていましたが、SOLぐらいしか真面目に聴きませんでした。


観劇中、特に2幕、涙が止まらなかった。感動ではなく、カタルシス作用があるわけでもない涙です。

自分の中にある恥ずかしさ、悔しさ、不甲斐なさ、劣等感みたいなもの、普段押し込めていた感情が出てきて、悔しくて辛くて泣きました。

登場人物(特にロジャー、ミミ、コリンズ)と比べて、輝かしい一日、一時間、一分を最近過ごせているのか?いないです。

今まで自分は幸せだと思ってきた。でもそれって「何かと比較して幸せ」だったり、幸せの天井を決めて、これ以上求めると罰が当たる、とか、条件付きの幸せではないか…

もっともっと根源的な幸せ求めてもいいんじゃない?だめ?


根源的な幸せって、多分、誰かと何かを分け合ったり、誰かと思いを共有したり…それが全くできていないっていうわけではないけど、表面的ではなくて、もっと自分を開示していく必要が…多分この私のような「こじらせた」人間には一番の特効薬なのではないか…

ライブとかで、「幸せ」って思うことあるけど、それって幸せなのかな。「幸せ」でなければ採算が合わないから、そう思い込んでいるだけなのかもしれない(少なくとも私は。そもそもライブは幸せというより、楽しいとか興奮とか…感情面に与える力が大きいような)

与えられるばかりでなく、与えることで満たされるものってきっとあるはず…


そんなことを痛感しました。

同時に、人間ってこんなに感情豊かになれる、相手を思いやることのできる素晴らしい能力を持ついきものなのだな…と感動しました。きれいごとでなく、本気で感じた。


こんな奇跡みたいな作品、出会えて本当に良かった。たぶん、私の人生はここから変わる。きっかけをくれた村井さん、ありがとう。