活動ログ

オールジャンルksdd

【舞台】逆転裁判2 さらば、逆転

5月6日(水) 昼

ネタバレめっちゃある。

 f:id:sato_nashi:20150509225418j:plain

 原作ゲームについて全く知らなかったので、行くのを躊躇していたのですが、Twitterで「もっくんの怪演が〜」「もっくん怖かった〜」なんて皆さんおっしゃってるものだから、気になって気になって気になりすぎて、とりあえず物販だけ行って、運良ければ当券で観よう!と思い六本木に向かったのです。

まぁ結果当日券とれまして…プレミアム傍聴席あるっていうから、「あっ、じゃあそれで…」ってなりましたよね。
一応、お値段お伺いしましたけど…
物販もなんかしらないけど、5100円とか使ってて、「意味わかんねーよ!」ってなる私もいたけど、「やったー!!!!!!ブロマイド増えたー!!」ってなる私の方が強かった…
 
舞台の感想といたしましては、原作知らない私でも問題なく楽しめました!!本当に楽しかった!
2時間あっという間でした。舞台観てると、よく時間を気にすることが多いんだけど、これはそんなことなく…本当当日券並んで良かった!原作知らないから…とそこで興味を止めたら勿体無いと学びました。
 
噂に聞いていた、もっくんの怪演…良かった…怖かった…この怖さは、この太田基裕という役者、役に食われてあっち行っちゃうんじゃないの?的な怖さです。
役者とか物書きとか、私はそういう職業に就いてないので想像ですが、作品に乗り移られてしまうことってあるんだろ〜な〜と思ってる。それをコントロールして仕事する人、しないでギリギリでやる人…なんかもっくんは後者のような気がしてならない…見てて怖い。その分、カテコでいつもの笑顔に戻るとすごく安心するし嬉しくなってしまう…。
話がかなり脱線したけど、大都楼という役も怖かったです…人格変わった後にたまに振盪するとことかね…
 
他のキャラクターも、個性的で、見ていて楽しかった。2.5次元舞台って、たまにキャラクターが強すぎて頭が現実に戻ってしまうことがあるんだけど、これは話がしっかりとしていて(ミステリー?なのに霊媒師とかありかよ!と思ったりもしたけど)、難なく受け入れることができました。
 
以下は箇条書きメモ。上演台本を見返しながら。
・下手ドア付近の席だったのだけど、初っ端から林さん演じる矢張がドアから登場。驚きすぎて多分ずっと目まん丸になってました。
その後、上手側に移動してお客さん(少女?)に「可愛いお嬢ちゃん、お兄さんと結婚しない?」と絡んでいました。振られてて爆笑。
・矢張と警備のおばさまとのコントのようなやり取りには、大変笑わせてもらいました。これですんなり世界に入ることができた!
・暗転、すけすけ緞帳(紗幕というらしい)の向こうで行われる殺人…最初に事件が起きるタイプなのね〜って思ったけど裁判がメインだから当たり前か!
渡辺大ちゃんの成歩堂君登場。彼の声と演技で何故か「あーやっぱ舞台面白い!」と感じました。テニミュぶりに生の演技拝見しましたが、テニミュが手塚役だったからか…くるくる変わる表情が見ていて楽しかった!
・真宵ちゃんと春美ちゃんがめちゃくちゃ可愛い!男性客が結構多いな〜と思ってたけど、原作ファンはもちろん出演しているアイドルたちのファンだったのね!この後出てくる冥役の子ももみんなタイプが違ったけど、可愛かった〜!思わぬところでアイドル補充!
・龍虎君でかい…!龍虎君もテニミュぶりで、コミカルな演技初めて見たけど素敵でした。ここでも警備のおばさまとのやりとり楽しい。
・食に釣られ知らない人にホイホイ着いて行くなんて、一体どういう教育を…
・容疑者大都楼を無罪にしろというコロシヤ。引き受ける成歩堂君が、大都楼の元に…もっくんでてきたーと思ったらがっつり上手寄りかつ、前髪のおかげで表情が全く見えない泣いた。
・こういう演出、とてもゲームっぽい。複数キャラクターがいて、全員画面の方を向いて会話して感じ。ここらへんから犯人を追い詰めるピースが出てくるのだけど、謎解きとか一切忘れて見入ってました。
・大都楼のマネージャー華宮さん!お美しい…!oggiのモデルさん!しかもセラミュにも出演されてると…!お声もすごく通っていて、とても素敵でした。男装も似合いそう…
女性陣みんな良いなこの舞台!
・法廷シーン。弁護側、検察側の頭上に小さ目のスクリーンに、『証言開始』や異議あり時のエフェクトを映していて、ゲームの再現をしていました。SEもゲームと同じなのかな。
・冥ちゃんの鞭、客席にあたらないかとても冷や冷やしました。長いから扱うの大変そう。
・大都楼の無罪判決が出ず、”プレゼント”として冥を撃つコロシヤ。一体この法廷の警備はどうなっているんだ…。撃たれても勝気な冥ちゃん可愛かった。
・御剣さん登場。爽やかな風の吹くイケメンってこういう人では。
・加藤良輔さん演じるイサオと婚約者のやりとりには、考えさせられるものがありました。
ドルオタとして、俳優ファンとして、応援対象としている人物の恋愛って避けては通れない事象だと思っています。恋愛するなとは言わないけど、するなら隠し通してほしい。バレるなら山田孝之並に「実は子どもいました!」というレベルまで進めておいてほしい。そんな思いがあるので、イサオの「この人、幼馴染で婚約者。よろしく!」というのはあまりにリスク高くないか…ファンもつかないし良いことないで…あかんでイサオさん…とそわそわ。
 案の定婚約者が…。悪いのは犯人ですが、自分の弱み、大切なものを世間にさらさなければ…と切なくなりました。
・再び大都楼と成歩堂のやりとり。絵に描いたような二重人格だー!!!!!(と思ったのですが、サワヤカは作っていたキャラだったんですね…)なぜ顔に傷があるのか、すごく疑問に思ったのだけどゲームやれば謎解けるのだろうか。
・上手最前とか羨ましいぜとか思っていたけど、実際その席に座っていたら茫然としただろうな…
・再び法廷。冥ちゃんが撃たれてしまったので、代わりに検察側には御剣さん。
勝手に証言開始しちゃう矢張さん。矢張さん出ると和む。
・法廷に勝手に入ってきちゃうコロシヤ。警備本当に手薄!こわいこわい。このコロシヤ、結構濃いキャラクターだけど他のシリーズにも出ていたりするのかな。
あと、見終わった後原作ファンのお客さんが「コロシヤがコロシヤにしか見えなかった!すごい!」と言っていたのが印象的。
・判決を受けに出てくる大都楼…オペラグラスで確認したら、腕のAppleWatchみたいなやつ、ちゃんと作られていた。
・最後、「有罪」を連呼する大都楼は見ていられなかったというか…最後まで自分のことしか考えないサイコ野郎なのか…なんかこっちの心を動かすエピソードとかないんか?と思ったのですが、もちろんそんなものはなく。「ヒーローは二人もいらない」それだけでイサオさんは追い詰められたのかと思うとなんかスッキリしない。
もう少し、大都楼の何かしらを知りたかったなーという思いが残りました。(ゲームでもわからなそうだ…
・コロシヤ野放しなの?!
・ラスト御剣さんと冥ちゃんの会話、次に繋がりそうな感じでした。成歩堂君と真っ向対決できるといいね冥ちゃん。
 
---
カテコ、和田さん渡辺大ちゃんもっくんの長身3人衆がグレートでした。
Wカテコ、コロシヤ役富田さんの物販売る男登場。何を入れればいいのかわからないクリアケースw制作側になぜ作ったのか聞きたい…。
お客さんも一緒に「異議あり!」ポーズをしようということで、思いっきり間違えました…ごめんなさい。和田さん、客席に向けて異議ありしまくってたw
 
---
頭にも書いたように、原作知らずとも楽しめる作品でした。前作も観たいし、宝塚のも観たい。
あと、キャストの多くがテニミュにも出ていた方で、かつテニミュぶりに芝居を拝見させていただいた方たちばかりだったのですが、なんかもう…なんかあの頃きゃいきゃい言わせていた彼等と、きゃいきゃい言っていた自分が懐かしく…そしてまた舞台俳優ファンに出戻ってしまった自分が怖く…この私のファンとしての勢い、どこまで続くのか…
そして俳優座、初めて行ったけど素敵なところだった。
 
千秋楽の当券はうーん…我慢しよう